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健診受けた方がよい?

[2025.05.29]

今回は今年も6月からはじまる「健診」について書こうと思います。

「健診」は大きく分けて「特定健診」と「後期高齢者健診」に分かれます。

特定健診・・・40歳〜74歳。メタボリックシンドロームに着目して生活習慣病のリスクを早期に発見して、生活習慣病の予防や改善をすることが目的。

後期高齢者健診・・・対象は75歳以上。疾病予防・重症化予防(透析や認知症の予防等)及び介護予防等が目的。

年齢によって健診の目的を分けて行なっているわけですね。今回は特に特定健診について詳しく書きたいと思います。

まず、「メタボリックシンドローム」や「生活習慣病」などの言葉が出てきたのでその説明をしたいと思います。聞いたことはあるけど、詳しくはわからないなと感じる方もいるかと思います。

メタボリックシンドローム:ウエスト周囲径(おへその高さの腹囲)が男性85cm・女性90cm以上で、かつ血圧・血糖・脂質の3つのうち2つ以上が基準値から外れている状態。放置すると動脈硬化が進んで、脳卒中や心筋梗塞などを起こしやすくなると言われている。

生活習慣病:食習慣、運動習慣、休養、喫煙、飲酒など生活習慣が、発症・進行に関与する病気であり、がん、狭心症や心筋梗塞などの心臓病、脳卒中、糖尿病などの病気が含まれる。

つまり、特定健診は、メタボリックシンドロームというその後心臓や脳の病気を引き起こしやすい状態を早めに見つけて、改善することにより、将来それらの病気が起こらないよう予防につなげることを目的としているわけです。『予防』がポイントとなる健診ですね。

では、健診でメタボリックシンドロームがみつかった場合(もしくはその傾向があるとなった場合)にはどうなるのでしょうか。特定保健指導という、保健師等による対象者一人ひとりに合わせた生活習慣を見直すためのアドバイスなどの支援が行われます。健診でメタボリックシンドロームがみつかった場合には、特定保健指導をきちんと受けて生活習慣を見直せると良いですね。症状が特にあるわけではないので、なかなか生活習慣を見直そうと思わないかもしれませんが、1つのきっかけではあるのでアドバイスを受けてやれそうなことからやる、というのがおすすめです。

普段、医療機関に定期的にかかっていない方は、まずは健診を受けてみましょう。12月までやっています!当院もやっていますのでお電話で予約ください。健診内容は、診察、身体計測、尿検査、心電図検査、血液検査になります。

                       文責:今永光彦

 

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